2006年3月12日日曜日

TOMIX「さよならあさかぜセット」(本編)

以前取り置きをお願いしたトミックスの限定版「さよならあさかぜセット」が届いたと連絡があったので、今日受け取ってきました。


番号が最終日の上り列車に合わせてあるだけでなく、床下の色や、EF66 46も特定番号機としてセットされてたり(他の番号にもできますが)して至れり尽くせりです。新規金型の車両もあって、限定版で終わらせるのは勿体無いくらいです。
機関車を含めて14両編成なので、走らせる場所は選びます。鴨居レイアウトが生きてきました。
さよならといえば、「出雲」も今度のダイヤ改正でさよならです。また限定版で出たりするんでしょうか?

2006年3月7日火曜日

TOMIX「さよならあさかぜセット」(序章)

「さよなら」から1年以上を経て、3月1日に発売された限定品のセットです。
発売前から買おう買おうと思ってたんですが、これまで限定品でも予約無しで買えたのと、未だに「さよならはくつるセット」(2003年8月発売、限定品)の在庫を見かけたりするという実績から、予約をしていませんでした。

・・・甘かった(泣)
奈良市内の鉄道模型取扱店を一通り廻ったんですが、残念ながらどこもすでに売り切れ。入荷と同時にあっという間に売り切れたとか。絶対的な入荷数もかなり少なかったものと思いますが。

幸いにも、「1つなら近日中に再入荷できます」という店があったので、発注しておきました。
という訳でインプレッションはまた後日。

2006年3月6日月曜日

半流43系制作記

半流43系と呼ばれる戦前型国電の傑作車両があります。「鉄道ファン」1998年10月号、11月号に載っていた「半流43系姉妹の一代記」を見て、それまで旧型国電にあまり興味の無かった私が一目ぼれした車両です。ずっと模型が欲しかったんですが、比較的安価なプラスチックモデルとしては未だ発売されていません。(キングスホビーからエッチングキットと完成品が出てますが、高すぎ)
そこで、「無いなら作ってしまえ」となった訳です。しかし上手くいくかどうか・・・。



制作方針
半流43系登場時の4連とする。
床・屋根・前面をGMキット流用で作り、側板・妻板をケント紙で制作して組み合わせる。
車内も可能な限り再現する。
2004年8月1日:側板・妻板作成
ホームセンターで買ってきた約0.3mm厚のケント紙に、今回の唯一の資料とも言える「鉄道ファン」のカラーイラストを元に図面を起こしていきます。
CADの使用も考えましたが、使い方を憶えるのが面倒だったので、手書きです。寸法は0.5mmで丸め込んでいるので、微調整して誤差を吸収しました。
今回は、側板・妻板ともに3枚重ねで表現しています。


注意としては、サロハの2等車側は窓の大きさ、配置が若干異なっており、3等車側よりも扉が車体中央へ寄っています。とはいえNゲージサイズだと1mm弱の違いですが、一応再現してあります。
という訳で側板・妻板完成です。順番が前後していますが、後ろの一両は試しに組んでみたモハ43です。何とかなりそう。


2004年8月1日~8日:車体組み立て
上で作った紙製のパーツと、GMキット「クモハ51」「クハ68」の前面・屋根を使って箱に組み上げます。
前面は、シル・ヘッダーと運転士側の尾灯を削ります。また、幌取付用の穴も埋めておきます。
屋根は、パン周りの配管を削り落として、パテで形を整えます。連結部の屋根形状がクモハ51とは全然違うので、殆ど彫刻に近い状態になってしまいました。


その辺の調整も兼ねてとりあえず一両完成。4両とも同じように組み立てて、最後にサーフェイサーで仕上げています。
2004年8月9日:雨樋取り付け
実車は張り上げ屋根で、雨樋が通常より高い位置に取り付けられています。
ケント紙を0.5mm幅の帯に切り出して、屋根の肩の部分に平行になるように貼り付けます。位置は写真を見た印象で決めました。また、4両それぞれで高さが食い違わないように注意します。


盆前はとりあえずここまで。続きは盆休みが終わって富山へ戻ってから。
2004年8月17日~21日:屋根上機器配置
ひたすらベンチレータを取り付けます。GMのガラベンを2袋(各40個ずつ)用意したんですが、ハーフの方が足りなくなったので余ったフルサイズの方から加工して補っています。
ランボードはパンタ脇を除いてペーパーで自作。数が多くて嫌になってきます。パンタ台はプラ板から制作、配管はφ0.3mm真鍮線を使っています。この頃の電車は避雷器を床下に積んでいたので配管はシンプルで楽ちんでした。


写真は上から、モハ、サハ、サロハ、モハです。
とりあえず、くたびれました。
2004年8月22日~23日:妻面加工
妻面のディテールアップを図ります。縦樋はφ0.5mm真鍮線を貼りつけ、配管止めはφ0.3mm真鍮線で再現。ちょっとオーバースケール気味ですがなかなかいい感じ。
貫通路上の通風口は、ケント紙の上をインク切れのボールペンでなぞって筋を入れた物を使用しました。あと、製造銘板と前面のジャンパ連結器もケント紙で作ってみました。


後は塗装後に貫通幌を取り付ければ完成。
2004年8月24日~27日:手すり取り付け
前面周りの手すりをφ0.3mm真鍮線で制作、取り付けます。少し歪んでしまいましたが、雰囲気は出てると思います。特に屋根上へ上る梯子はやっかいでした。


前面では後は省電特有の吊掛式尾灯を何とかしないといけません。銀河モデルからホワイトメタル製のが出てる(品番N-244)のでそれを使う予定。
2004年8月28日~29日:床板組み立て
床板はGMキットから流用。床下機器もGMキットのものを使用します。モハ43偶数車の機器は、鉄道ファンのイラストに近づけるべく並べ替えていますが、一部は想像で補っています。
車内は全て色画用紙で作っています。当時の写真は全て白黒なので、イラストだけを頼りに三等座席を緑、二等座席を青としました。運転台は全く資料が無いので作ってません。


かなり明るめの紙ですが、車体を被せると影になって沈みます。室内照明を付けるとよかったかもしれません。後の祭りですが。
2004年9月20日~22日:塗装
いつの間にやら吊掛式標識灯を取り付けてたりします。引越しが終わった所で塗装に取り掛かりました。
使った塗料は、車体がぶどう色2号(GMカラー2番)、屋根がねずみ色1号(同9番)、パンタグラフが黒色(同10番)、ヘッドライトがクロームシルバー(タミヤカラーX-11、余ってただけで銀なら何でも良かった)です。塗り分けも単純なのですんなり終了。


後はインレタ張ってトップコート塗って幌、窓セルを付ければ完成。
2004年9月23日~24日:仕上げ
最後の仕上げに掛かります。
インレタはGMのNo.63-1から一文字ずつ転写、二等車青帯は手持ちのステッカーから、ドア横の二等車表記はパソコンで制作、窓下の等級表記はインレタの「1」を並べて再現。
それが終わったらトップコートで保護を図って、窓を取り付けます。前面窓は裏側からではなく、はめ込み窓としました。最後に連結幌を取り付けて完成。


ようやく完成したし、どっか走らせに行きたいなぁ。

2006年3月4日土曜日

鴨居にレイアウト

実家に戻ってから、レイアウトが無い為に鉄道模型を走行させる事がすっかり億劫になってしまい、車両を仕舞い込んだままにしてました。でも「それではダメだ、鉄道模型は走らせてナンボだ!」という訳で、部屋の鴨居(障子・襖(ふすま)などの建具をはめる開口部の上に渡す溝付きの横木。by goo辞書)に部屋を一周するレイアウトを作る事にしました。



プランニング(2006年1月1日完成、構想はもっと前から)
例によってRailRoaderを使ってレール配置を考えました。このソフトは現在開発がストップしてる(公式HPも行方不明)なので、別にトミックスのでも何でもいいかと。


レール配置って言っても、部屋の周りを一周するだけです。下から見上げるような感じになる事が多いので、なるべくシンプルな配置にしました。
レイアウトベース製作(2006年1月2日完成
百聞は一見にしかず、こんな感じになりました。


窓の手前を走っている部分は、取り外せるようになっています。レールの位置が高いので、普段とは模型の見え方も変わってきますが、それをテストしてみたのがこちら。


上から順に、椅子に座って撮影、床に立って撮影、ベッドに立って撮影です。一番奥のオレンジの(銚子電鉄デハ301)は、椅子に座ってるとパンタしか見えません。
レール敷設(2006年1月10日完成)
奈良県北部のジョーシンをはしごして、レールの在庫をかき集めて(笑)きました。特にS280はかなり買占めモード。10本組み2箱でもまだ足りなくてバラでも買ってたり。


この部分が駅になります。比較的短い手前の線路でも有効長は20m級16両、M250系の止まっている奥の線は22両分を確保してます。


ここがヤードになります。一番左が本線で、脱線復旧レールと車輪クリーニングレールを仕込んでいます。ヤードは3線あり、各11両分の長さがあります。


バックストレートです。窓にかかる部分は外れるようになっているので、接続にはバリアブルレールを使用しています。